松潤ファン歴女がネタバレ＆解説！大河「どうする家康」【第33回：裏切り者 】

日本一有名な戦国武将の一生を新しい視点から現代的に描いているNHK大河ドラマ「どうする家康」。

第33回は、いまだ謎が多い家康の側近中の側近・石川数正の出奔事件がテーマでした。

謎が多い分、脚本による創作の面白さが際立っています！

そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分がドラマとしての創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし！

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ＆解説！大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください！

それでは第33回【裏切者】のネタバレ＆解説スタートです！

【第33回：裏切り者】あらすじ

タイトルバックは真っ黒に塗りつぶされていく「大河ドラマ」の文字。

疑心暗鬼な心が、家臣団の中に湧き上がっていく感じでしょうか…

まずは、第33回の重要な人物を整理しておきましょう。

【初登場のキャスト】
秀吉の正室　寧々　
（演：和久井映見さん）

【再登場のキャスト】
家康の次男　於義伊の母 お万
（演：松井玲奈さん）

小牧長久手の戦いで、秀吉に大勝した家康でしたが、秀吉攻めの旗頭であった織田信雄(演：浜野謙太さん)が秀吉と和議を結んでしまったため、大義名分を失いました。

さらに秀吉は、家康にも和議を迫り、人質を求めてきました。

秀吉が関白になったとの知らせを受け、家臣団とともに今後の対応策を練る家康は、形ばかりの和議を結ぶことを決め、名代として石川数正(演：松重豊さん)が秀吉のいる大阪城へ向かいました。

秀吉と対峙した数正は、その巧みな調略と甚大な力、そして何よりも底知れぬ恐ろしさを目の当たりに。

裏で真田正幸(演：佐藤浩市さん)を調略し、着々と徳川攻めの準備を行っていることを感じた数正は、血気にはやる家臣団の中でただひとり、秀吉への臣従を進言しますが、秀吉憎しの家康にその思いは届かず・・・

というのが、【第33回：裏切り者】のあらすじでした。

松潤ファン歴女がネタバレ＆解説！大河「どうする家康」第33回

「どうする家康」第33回"裏切り者"が始まりました

どんどん強大になっていく秀吉に対して天下人となり泰平の世を作り上げようと目指し続ける家康殿と徳川家臣団
固い絆で結ばれた徳川主従にも抗えない時勢の波が、、

家康殿、頑張って！！#どうする家康 #松潤家康

— spica☆pirka nispa (@diesonnedermond) August 27, 2023

秀吉にはヘッドハンティング癖がありました。

いや、癖、というか、巧みな話術で人を惹きつけ、圧倒的な力で服従させていく才能があった、と言うべき。

信雄もまた、その秀吉の策中にはまった、ということでしょう。

そして何度も話しているように、数正の出奔は未だ謎が多く、しかも、ドラマの中での数正の出奔理由は次週に描かれるようなので、あまり諸説をここで書いてしまっては、面白み半減ですよね…

なので、今回は数正の出奔のことはあまり深い話はせずに、周りの人物を掘り下げて行きたいと思います！

第33回ネタバレ＆解説①寧々さま、初登場

今回から登場したのが、後の大政所、秀吉の正室・寧々(おねとの説もあり)。

演じるのは和久井映見さん！

筆者の中の寧々像にピッタリすぎる和久井映見さんに期待値MAXです♪

ちなみに、その手紙の概要は…

秀吉があなたのことをいろいろ言っているようだが、言語道断。
あのハゲネズミに、あなたほどの素晴らしい女性が他にいるはずもないから、奥方らしく堂々としていればいい。
嫉妬などしないように。
この手紙を秀吉にも見せなさい。

秀吉を「ハゲネズミ」呼ばわり！さすが信長ですよね。笑。

寧々はこの後もなにかと家康に関わってくる人物ですので、要チェック！

第33回ネタバレ＆解説②【お万の方と於義伊】

いやー、久々の登場！

「お風呂でお手付き」のお万がここで来るかー！とびっくりでした。笑。

もちろん、お万の子・於義伊は、家康と秀吉の2人に物凄く関係がある人物なので、そのうち出てくるのは予想できたんですが…

於義伊が家康と対面できたのは、3歳の頃。

その境遇を不憫に思った長男の信康が間を取り持って面会を実現させた、と言われています。

家康の子として認知されたのは、正室の瀬名がなくなってから。

それでもこんな時（徳川家の一大事）には引っ張り出されるのだから、たまったもんじゃないですよね〜。

自分の子供に「有事には捨て殺してくれ」と言わせる教育を施していたお万の方は、やっぱりなかなか強かで怖い、と思いましたが。

お万にはお万の生きる道、通さねばならない筋があったのでしょう。

それは、亡き瀬名と交わした言葉と想い。

お万は、瀬名が夢見た世をつくる手伝いを自分のやり方で貫き、瀬名への恩返しをしたのかもしれませんね。

於義伊が成人した結城秀康を岐洲匠さんが演じることが発表されていますので、この人物も要チェック！

第33回ネタバレ＆解説③【数正と忠次】

本日、午前2時頃に #どうする家康 第33回のnote記事アップした後に知りましたが、本日8/30は #松本潤 くんの誕生日なんですね。
狙って今日アップしたわけではないですが、せっかくだから宣伝しときます←
松本潤くん、誕生日おめでとうございます🎉家康、応援しています。https://t.co/QDiCnYJjkI

— 青江 (@sinkontora0919) August 30, 2023

1527年生まれの忠次と1534年生まれの数正は、今までずっと見てきたとおり、家康の幼少期から、いや、松平家の譜代の家臣として、先代、先先代からずっと忠臣を貫いてきた、まさに徳川家の屋台骨。

三河は、家康のもともとの領地である岡崎一帯の「西三河」と後に三河平定で領地とした豊橋周辺の「東三河」がありましたが、家康は西三河を数正に、東三河を忠次に守らせていました。

まさに家康にとっての右大臣と左大臣ですよねー。

三河一向一揆のとき、忠次も数正も浄土真宗から改宗して家康に従っていますから、もはやその忠義心は疑うものはなかったはず。

そんな絶大なる信頼を寄せていた数正の出奔は、家康だけではなく忠次にとっても、そのショックは計り知れないですね…

第33回ネタバレ＆解説④【数正と秀吉】

は〜い😚
📺録画チェック👀
NHK「どうする家康」
第33回　裏切り者
秀吉の恐ろしさを実感して
決断する家臣の石川数正…
✪難しい選択肢だねぇ🤔
📺NHKプラス見逃し配信中！ pic.twitter.com/CMeWgVijLX

— シン・てっちゃん (@UXCyJ9zRBGkPBEb) August 28, 2023

さて、今回の最大の関心ごとは、数正は秀吉に調略され出奔したのか？ということ。

数正と秀吉の出会いは、この小牧長久手の戦いの後の信雄と秀吉の和睦の前に遡ります。

秀吉が柴田勝家とお市の方を滅ぼした賤ヶ岳の戦い、その勝利のお祝いの使者として秀吉のもとに遣わされたのが数正でした。

一説には、この時から秀吉の数正へのヘッドハンティングは始まったとも言われていますが、定かではないらしい。

そして次が、今回の第33回で数正と秀吉の場面で描かれた、和議の交渉役。

こうして接点を重ねるうちに、秀吉の力の大きさを知ることとなった数正は…

というのは次回出奔の裏側として描かれるのでしょう！

第33回ネタバレ＆解説松潤ファン歴女お勧めシーンはここ！

『どうする家康』第33回『裏切り者』

松重豊さんの演技の素晴らしさが炸裂するよね。家臣として頼もしい存在だった石川数正が、秀吉の人智を超えた変化に恐怖を覚え、家康から離れていく状況のツラさがすごく伝わってくる…
(´；ω；`)

— 歓楽家ねとら (@N_Kanrakuya) September 2, 2023

今回の見どころは、やはり後半の家康と数正のふたり芝居のシーン。

長回しでじっくりとしっかりと二人の時間が流れていく感じ。

そして、穏やかに言葉を選んでいた家康が、覚悟をもって数正に覚悟を問うシーンのキリリとした表情と、美しい涙・・・

もう、胸が締め付けられる潤くんの演技に注目してくださいね！

まとめ

今回は、『松潤ファン歴女がネタバレ＆解説！大河「どうする家康」【第33回：裏切り者】』と題して、大河「どうする家康」第27回のあらすじとネタバレ＆解説をしました。

第33回は、家康のエピソードの中でも最大の謎とされてきた「石川数正出奔事件」について、事実として受け止められている部分を描いていました。

あれほど家康に忠義を貫いてきた石川数正がなぜ、敵対する羽柴秀吉のもとへ走ったのか・・・数正の心のうちが次回明らかになることでしょう！!

以上『松潤ファン歴女がネタバレ＆解説！大河「どうする家康」【第33回：裏切り者】』でした。