松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第17回:三方ヶ原合戦】

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第17回:三方ヶ原合戦】

徳川家康の一生が描かれている今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」。

第17回、第18回は2週にわたって「三方ヶ原の合戦」が描かれます。

「三方ヶ原の合戦」は、徳川家康が天下泰平の世を作っていく上で欠かせない、とても大事なエピソードですので、ドラマでの演出がとても注目されました。

そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分がドラマとしての創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし!

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!

それでは第17回【三方ヶ原合戦】のネタバレ&解説スタートです!

目次

【第17回:三方ヶ原合戦】あらすじ

徳川家康にとって3大危機の一つと言われている「三方ヶ原の合戦」。

これまでにも桶狭間、金ヶ崎と大きな戦はありましたが、家康が自分の命運をかける戦としては、この「三方ヶ原」がここまでで最大の合戦になりました。

まずは、第17回の重要な人物を整理しておきましょう。

【初登場のキャスト】
徳川家嫡男・松平信康
(演:細田佳央太さん)
松平信康正室・五徳
(演:久保史緒里さん)  

家康が武田信玄の宿敵・上杉謙信と密約しようとしたことが信玄の耳に入り、いよいよ武田は徳川領に侵攻。

そして、次々と城を落としていきました。

兵の数で不利な立場にあった家康は、同盟を結んでいる織田信長に援軍を頼みますが、なかなか加勢が来ません。

家康軍は打つ手がないまま、浜松城に籠城することになりましたが、武田軍は家康には目もくれず、浜松城を素通りして岡崎城のある西の方向へと向かいます。

このままでは岡崎が危ないと、討って出るかこのまま籠城を続けるか、家臣団に決断を迫られる家康。

さあ、どうする家康・・・

というのが、第17回「三方ヶ原合戦」の話でした。

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松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第17回

第17回のタイトルバックは、家康の弱くて優しい心を象徴する白うさぎ。

木彫りの白うさぎに自分の弱い心を封じ込めて瀬名に託した家康は、「いざっ!」信玄との決戦へ・・・というストーリーに合わせたタイトルバックでしたね。

ぴょんっ!ぴょんっ!のころ(第1回)からすると、木彫りのうさぎはずいぶん立派な姿になりましたが、さて、家康はどうでしょうか・・・

第17回ネタバレ&解説①初披露!松平信康と五徳が大人になった姿

今回から登場したのが、大きくなった家康の嫡男・信康(演:細田佳央太さん)とその正室・五徳(演:久保史緒里さん) 。

信康は、家康が岡崎から浜松に居城を移す時に、岡崎城の城主となりました。

チケちゃん

岡崎には信康の他に誰が残ったの?

ジャニくん

築山殿こと瀬名、信康の正室・五徳、そして七之助こと平岩親吉(演:岡部大さん)が残ったんだよ。

チケちゃん

親吉は家康が今川の人質時代からずっとそばにいたのに、岡崎に残されたなんて・・・
きっと辛かったよね~

ジャニくん

確かに、幼い頃からずっと一緒だった家康と離れ離れになって、少し気の毒にも見えたよね。
ただ親吉は、信康の後見人や世話役のような役目を仰せつかったんだ。
家康の大事な嫡男の側にいるのは、家康からも相当な信頼がなければできない役目だよね。
名誉なお役目と言えるんじゃないかな。

ドラマの中でも「ずっとお傍にいたのに・・・」と泣きじゃくる親吉に、家康が優しく声をかけるシーンもありました。

家康にとって幼なじみとも言える親吉を、どれだけ信頼していたか伺えるのが、なんだか嬉しいですよね♪

また、正室の五徳は、夫・信康を立派な武将にすることが自分のお役目、と思っている気の強い女性。

心優しい信康の尻を叩いて、戦場に送り出そうとしていました。

この五徳の性格が、後の徳川家を大きく揺るがすことになりますが、演じる久保さんの居住まいは、凛としていてとてもいいですよね!

今後が楽しみになる初登場でした♪

第17回ネタバレ&解説②武田信玄の策略

万全の計略の上で、武田軍を迎え討とうとしていた家康。

それを自分の目の前で武田軍が進路を変えてあっさりと素通りしてしまい、ひどく動揺する家康。

「さあどうする?」となりましたが、これは家康の性格と信長から受けているプレッシャー、そんな諸々のことを考えての信玄の策略だったのでしょう。

そんな武田軍の思惑に、まんまとはまってしまった家康でしたね。

チケちゃん

家康は気が短くて、信玄に無視されたことに腹を立てて家臣が止めるのも聞かずに出陣した、って聞いたけど本当なの?

ジャニくん

うん、この頃の家康はすごく短気だった、って言われているんだ。
でも、目の前を素通りされてカッとなって討って出た・・・それだけではなかったのかもしれないよ。

チケちゃん

他に何か重要な理由があったってこと?

ジャニくん

信玄の向かった先には、瀬名たちがいる岡崎があったけど、その手前には浜名湖を背にした堀江城があったんだ。
堀江城は徳川軍にとって大事なお城で、武田軍に取られてしまうと、浜名湖の水運を抑えられて、織田軍からの物資や応援部隊の補給を止められてしまうことになるんだ。

チケちゃん

それは困るね・・・

ジャニくん

だから、徳川軍の命綱といえる堀江城をなんとしても死守するために、討って出るしかなかったのかもね。
信玄にそこまで追い詰められたってことじゃないかな。

いずれにしても、武田軍2万5千に対して徳川軍8千+織田援軍3千では、圧倒的に数的不利な上に、地の利を活かした布陣で迎え討たれた徳川軍には、勝ち目はありませんでした。

およそ2時間で徳川軍は軍勢の1割を失い、大敗したとされています・・・

第17回ネタバレ&解説③本多忠勝孤軍奮闘

武田軍の動きを探るため、本多忠勝らが偵察にでたのは史実上本当の話です。

そこで、予期せず武田軍と遭遇してしまい、思わぬ形で戦が始まってしまいました。

チケちゃん

戦う準備もしていないのに戦になってしまったら、大変だよね?

ジャニくん

そうだね。
しかも、徳川軍のほうが圧倒的に兵の数が足りなかったんだよ。
だから、すぐに撤退戦に変えてしんがりを忠勝が勤め、なんとか浜松城まで逃げおおせたんだって。

チケちゃん

でも、忠勝ってめちゃくちゃ戦に強かったんだよね?

ジャニくん

うん。めちゃくちゃ強かった!
その時戦った相手が「徳川に過ぎたるものがふたつある。唐の頭に本多平八」と言ったとか。

チケちゃん

へ~どういう意味なの?

ジャニくん

「唐の頭」とは、ヤクの毛で作られた兜の装飾品のことで、当時は大陸から取り寄せたかなり高価で貴重なものだったんだけど、家康はそれを愛用していたんだ。
だから「そんな高価なものは家康にはもったいない、それと同じくらい本多平八郎も家康にはもったいない」って言ったんだよ。
つまり「宝の持ち腐れ」ってことだね。笑。

忠勝の強さがわかる、いいエピソードですよね!

忠勝は”生涯一度も敵に傷を負わせられることはなかった”と言われていますが、ドラマでは血だらけ傷だらけで戻っても「かすり傷じゃ~!!!」と豪語していたのが面白かったですね。笑。

第17回ネタバレ&解説④松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!

第17回で、信長を鷹狩に呼び出すよう、水野信元(演:寺島進さん)に詰め寄る時の、家康の眉毛の角度がとてもよかった!(マニアックですみません。笑。)ぜひ観てください!

そしてやはりこの回は何といっても、瀬名との別れ(?)のシーンが秀逸でした。

うさぎの木彫りを削っている家康の髪をゆっくり梳いてくれる瀬名に、「乱世で弱さは害悪」と、自分に言い聞かせるように話すときの寂しそうな表情。

そして、瀬名の方に向き直った時には穏やかな顔になっていましたね・・・

セリフの間のとり方、そのゆっくりとした声で「瀬名・・・」と呼ぶときの優しさと愛情に溢れた心の表現が素敵すぎて、この先に起こることがわかっているからこそ、切なく涙を誘うシーン。

家康と瀬名は仲が悪かった、と言われていますが、「いやいや、こんな風にしていたのかもしれないよ?」と思わせてくれる演出と、潤くん・有村架純さんの演技に唸らされた筆者でした。

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まとめ

今回は、『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第17回:三方ヶ原合戦】』と題して、大河「どうする家康」第17回のあらすじとネタバレ&解説をしました。

三方ヶ原での決戦に至った経緯と、家康の大敗、そして討たれた金陀美具足・・・

久しぶりに家臣団から「どうする、殿!」「殿!」「殿!」と攻め立てられ苦悩する家康の姿も。

他にも書きたいことがありますが、次回は三方ヶ原の裏話というか”三方ヶ原で起きていたこと”が描かれる回。

そちらで詳しく解説することにしましょう!とっても楽しみです♪

以上『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第17回:三方ヶ原合戦】』でした。

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