松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第11回:信玄との密約】

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第11回:信玄との密約】

全47回の放送予定がある、2023年のNHK大河ドラマ「どうする家康」。

第11回で引間城(現・浜松城)攻略まで進みましたが、もうすぐ岡崎時代が終わり、浜松時代に突入します!

さらに、今回の第11話は、タイトルこそ「信玄との密約」ですが、その密約のせいで命を翻弄された悲劇のヒロイン「椿姫」ことお田鶴をメインに据えた回でしたね。

そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分がドラマとしての創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし!

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!

それでは第11回【信玄との密約】のネタバレ&解説スタートです!

目次

【第11回:信玄との密約】あらすじ

第11話のタイトルバックは「お団子」。

駿府時代の瀬名とお田鶴が城下で楽しそうにお団子を食べ、引間城で戦に備えるお田鶴がひとりでお団子を食べる。

雪の降る中の引間城での攻防は、涙なくしては観られませんでしたね・・・

まずは、第11回の重要な人物を整理しておきましょう。

引間城主:お田鶴
(演:関水渚さん)
引間城下の民:老婆
(演:柴田理恵さん)

松平家康は、三河国主に任官されるにあたり源氏の末流として、姓を「徳川」と改め、ここに徳川家康が誕生。

その頃、遠江の引間城では、家康に寝返ったことで氏真に誅殺された飯尾連龍の妻で、瀬名の幼馴染・お田鶴が引間城の女城主になっていました。

一方、家康は遠江を攻めようとしている武田信玄と談判するよう信長に命ぜられて、信玄との面会をすることに。

思いがけない形で信玄と対面した家康は、侵攻後の遠江についてある密約を信玄と交わします。

その密約の下、瀬名の幼馴染の引間城主・お田鶴の命を救うべく、引間城を攻める家康。

信玄、家康、瀬名、お田鶴、それぞれの想いはすれ違い、お田鶴は今川への忠節を貫き・・・と言うのが第11話でした。

スポンサーリンク

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第11回

駿府で平和に楽しく過ごしていた頃のお田鶴が瀬名に語った言葉。

「雪の寒さの中であろうと、一人ぼっちであろうと、凛と咲く姿の椿に憧れる。世に流されず、己を貫いているようで、椿のような女子になりたい」

脚本が冴えるいい台詞でしたね。

瀬名には何の恨みもなく、例え敵味方になってしまったとしても、いつまでも仲の良い幼馴染なんだと伝えたかったお田鶴の手紙は、結局瀬名には届きませんでした

瀬名はお田鶴の死後、彼女の慰霊のために椿の花に囲まれた観音さま「椿姫観音」を建立するのですが、その逸話を素晴らしい脚本と美しい映像で描いた秀逸な回でした。

第11回ネタバレ&解説①引間城女城主:お田鶴

第1回以降、時々出てきては、結構大事な場面を作ってきたお田鶴。

第10回の最後には、「今川を裏切り家康と内通している」というお田鶴からの密告で、お田鶴の夫で引間城主の飯尾連龍(演:渡部豪太さん)が、今川氏真(演:溝端淳平さん)に誅殺されたシーンがありました。

チケちゃん

お田鶴さまはなんで、自分の夫のことを今川に密告したの?

ジャニくん

史実ではお田鶴が告げ口したとはなっていないんだよ。
でも、鵜殿長照の妹で、今川の忠実な家臣の家柄のお田鶴が、今川を裏切った夫を許せなかったことは事実かもしれないね!

そして、亡き夫の後を継ぐ形で、お田鶴は引間城の女城主になったのです。

家康は、城を引き渡せば飯尾家の所領安堵を約束すると再三にわたり説得しますが、お田鶴は頑として降伏せず、侍女を伴って城から打って出て、討ち死にしました。

このエピソードだけ聞けば「お田鶴は非情な妻」と見えてしまうかもしれませんが、お田鶴にはお田鶴の譲れない正義があったのでしょう。

チケちゃん

お田鶴と言えば「椿姫観音」だよね?
なんで椿姫観音と呼ばれるようになったの?

ジャニくん

徳川との争いに巻きこまれて命を落としたお田鶴を供養するために、お田鶴の塚の周りに100株の椿が植えられたのが「椿姫観音」の由来だよ。
その椿を植えたのが瀬名だといわれているんだけど、お田鶴と瀬名は、母親が義理の姉妹に当たるから従妹同士なんだ。

お田鶴の最期については諸説ありますが、いずれにしても非業の死を遂げたことは間違いなさそうです・・・

ちなみに、お田鶴が引間城下で瀬名との楽しかった日々を思い出しながらお団子を食べるシーンがありましたが、このお団子屋の老婆がなんと!柴田理恵さんでしたね~。

筆者は最初にこのシーンを観たときは、あまりに味がある風貌とお芝居だったので(いい意味です。笑。)柴田さんだとは気が付きませんでした!

第11回ネタバレ&解説②今川氏真と武田信玄

武田信玄による駿府攻めの様子は、あっという間に終わってしまいました・・・

家康が主人公の「どうする家康」ですから、今川氏真と武田信玄の争いを詳しく描く時間がなかったのかもしれませんね。

それよりは、信玄の強さに恐れおののく徳川軍の様子と、お田鶴を助けるために信玄より先に引間城を攻略したい家康の苦悩が、丁寧に描かれていました。

チケちゃん

信玄の駿府侵攻は、時系列で言うとどの辺の話なの?

ジャニくん

家康が今川から離反して信長と清須同盟を結んだのは1562年。
家康が三河一向一揆を平定したのが1564年。
1567年頃から、今川・北条・武田の三国同盟はうまくいかなくなってきて、今川氏真は信玄の宿敵・上杉謙信と通じるようになったんだ。
1568年には交易も途絶えて、その年の11月に信玄が駿府に侵攻したんだよ。

駿府が陥落した後の氏真については、次回第12話で描かれますので、今回は詳しく書かないことにします!

ちなみに、今川氏真の母は武田信玄の姉なので、信玄と氏真は叔父と甥の関係。

しかし、例え親戚であっても(しかも叔父甥ならはかなり近い親戚ですよね・・)攻めるチャンスとあらば見逃さない信玄の怖さが分かります。

第11回ネタバレ&解説③松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!

やっぱり松潤家康の魅力と言えば、どこか憎めないへたれっぷり!

信長の鷹狩りに誘われて狼狽える家康の姿が、まあなんとも可愛いこと。

第7話「わしの家」で、家康は鷹狩りと称して今川の残党狩りをしていた信長にビビらされたので、今回はしっかり戦支度で向かいましたが、場違いを知った時の殿がとってもいい表情なのです♪

こちらは第7話の「鷹狩り」の様子。

あとは、信玄に会いたくなくて、忠勝と小平太を連れて栗拾いする家康の様子は、もはや5歳児です。笑。

しかも、信玄を猫じゃ!と言ってにゃ~にゃ~と鳴きまね合戦する姿は、3人そろって5歳児!

この掛け合いと、信玄が現れた時の3人の「や・・やべえええええ・・・・」という顔が秀逸ですね。笑。

そして、引間城から死を覚悟して打って出たお田鶴を止めようとした、必死な家康の顔が何ともせつなくて、胸を締め付けられる表情でした。

めちゃくちゃカッコいい潤くんを観たい方は是非ご覧ください~♡

スポンサーリンク

まとめ

今回は『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第11回:信玄との密約】』と題して、大河「どうする家康」第11回のあらすじとネタバレ&解説をしました。

第11回は、椿姫観音のエピソードがある「お田鶴」がクローズアップされましたが、こうした小さなところから、まるで雪が積もるかように、家康と瀬名との間にわだかまりや不信感が少しずつたまっていったのかもしれません。

また、信長・信玄・家康の力関係や置かれていた立場など、お田鶴と瀬名の女性同士の関係性との対比によって、うまく印象付けた回だったと思います。

さていよいよ次回は、因縁の対決、家康VS氏真です!

溝端さんと潤くんのガチ演技対決が見どころですよ。楽しみですね~。

以上『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第11回:信玄との密約】】』でした。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次